親の相続経験者の4割超が「相続手続き完了まで半年以上」、半数超が「親の生前準備は特になかった」と回答。J:COMが「親の相続経験に関する実態調査」を実施
公開日: 2026年8月28日
JCOM株式会社(J:COM、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩木
陽一)は、直近5年以内に親の相続を経験した人(30代~60代の男女)を対象に「親の相続経験に関する実態調査」を実施しました。
この調査から、相続手続きの実態や生前の準備状況、相続経験後の意識などが明らかになりました。
背景
高齢化が進む中、相続は多くの人が直面する重要な節目となっています。
また、近年は金融資産の多様化やオンラインサービスの普及などにより、相続において確認・整理すべき事項も増えています。
しかし、実際に親の相続を経験した人がどのような負担や苦労を感じたのか、生前にどのような準備がされていたのかについては、十分に知られていません。
そこでJ:COMは、直近5年以内に親の相続を経験した30代~60代の男女を対象に、「親の相続経験に関する実態調査」を実施しました。
調査サマリー
- 直近5年以内に親の相続を経験した人の4割以上が、親の相続手続きの完了までに「半年以上」かかったと回答
- 親の相続において主に大変だったことや苦労したことは、「役所や金融機関などでの各種手続き」や「戸籍謄本等の必要書類の収集・取り寄せ」
- 直近5年以内に親の相続を経験した人の6割弱が、親の相続において有償で専門家へ「依頼した」と回答
- 直近5年以内に親の相続を経験した人の約6割が、親の生前に相続や財産について「十分に話し合う機会がなかった」と回答
- 直近5年以内に親の相続を経験した人の半数以上が、親の相続を振り返り、親が生前に行っていた準備は「特にない」と回答
- 親の相続を振り返り、生前に行っておく必要があったと主に考えることは、「実家の片付け・不用品の処分」や「相続について家族で話し合う機会を設けること」
調査概要
調査期間:2026年7月24日~7月26日
調査方法:インターネット調査
調査対象:直近5年以内に親の相続を経験した人(30代~60代の男女)
調査人数:330名
モニター提供元:RCリサーチデータ
回答比率は小数点第二位を四捨五入しているため、回答比率の合計は100.0%にならない場合があります。
直近5年以内に親の相続を経験した人の4割以上が、親の相続手続きの完了までに「半年以上」かかったと回答
「親の相続手続きの完了までにかかった期間はどのくらいか」を尋ねる設問への回答では、
- 1位「1ヶ月~3ヶ月未満」 28.8%、
- 2位「3ヶ月~6ヶ月未満」 22.4%、
- 3位「6ヶ月~10ヶ月未満」 16.4%
という結果になりました。
「6ヶ月以上」という各回答の比率を合計すると42.4%となり、この結果から、直近5年以内に親の相続を経験した人の4割以上が、親の相続手続きの完了までに「半年以上」かかったことが判明しました。
親の相続において主に大変だったことや苦労したことは、「役所や金融機関などでの各種手続き」や「戸籍謄本等の必要書類の収集・取り寄せ」
「親の相続において大変だったことや苦労したことは何か」を尋ねたところ、
- 1位「役所や金融機関などでの各種手続き(開所時間の短さ、専門用語・制度理解を含む)」 37.9%
- 2位「戸籍謄本等の必要書類の収集・取り寄せ」 37.6%
- 3位「遺品整理」 25.2%
という結果になりました。
直近5年以内に親の相続を経験した人の6割弱が、親の相続において有償で「最初から専門家へ依頼した」または「途中まで自ら手続きを進めながらも限界を感じて専門家へ依頼した」と回答
「親の相続において、有償で専門家(税理士・司法書士等)へ依頼したか」を尋ねたところ、
- 1位「専門家には依頼せず手続きを完了させた」 43.0%
- 2位「最初から専門家に依頼した」 40.0%
- 3位「途中まで自分で進めたが限界を感じて専門家に依頼した」 17.0%
という結果になりました。
「専門家には依頼せず手続きを完了させた」という回答が最も多い一方で、2位と3位の各回答の比率を合計すると57.0%となり、この結果から、直近5年以内に親の相続を経験した人の6割弱が、親の相続において有償で「最初から専門家へ依頼した」または「途中まで自ら手続きを進めながらも限界を感じて専門家へ依頼した」ことがわかりました。
直近5年以内に親の相続を経験した人の約6割が、親の生前に相続や財産について「話し合う機会がなかった」と回答
「親の生前に相続や財産について話し合う機会はどの程度あったか」を尋ねたところ、
- 1位「あまり話し合わなかった」 29.7%
- 2位「全く話し合わなかった」 29.4%
- 3位「少しは話し合った」 27.9%
という結果になりました。
1位と2位の各回答の比率を合計すると59.1%となり、この結果から、直近5年以内に親の相続を経験した人の約6割が、親の生前に相続や財産について、「十分に話し合う機会がなかった」と回答していることが判明しました。
直近5年以内に親の相続を経験した人の半数以上が、親の相続を振り返り、親が生前に行っていた準備は「特にない」と回答
「親の相続を振り返り、親が生前に行っていたことは何か」を尋ねたところ、
- 1位「特にない」 52.1%
- 2位「相続について家族で話し合う機会を設けること」 13.9%
- 3位「実家の片付け・不用品の処分」 12.4%
という結果になりました。
この結果から、直近5年以内に親の相続を経験した人の半数以上が、親の相続を振り返り、親が生前に行っていた準備は「特にない」と回答したことがわかりました。
親の相続を振り返り、生前に行っておく必要があったと主に考えることは、「実家の片付け・不用品の処分」や「相続について家族で話し合う機会を設けること」
「親の相続を振り返り、生前に行っておく必要があったと思うことは何か」を尋ねたところ、
- 1位「実家の片付け・不用品の処分」 40.3%
- 2位「相続について家族で話し合う機会を設けること」 30.9%
- 3位「財産目録の作成・資産の可視化」 26.4%
という結果になりました。
この結果から、親の相続を振り返り、生前に行っておく必要があったと主に考えることは、「実家の片付け・不用品の処分」や「相続について家族で話し合う機会を設けること」であることがわかりました。
また、前問の「親の相続を振り返り、親が生前に行っていたことは何か」を尋ねる設問への回答結果と比較すると、上位2項目に変動はないものの、本設問で3位の「財産目録の作成・資産の可視化」は、前問では7位(9.4%)に留まっています。
この結果から、「財産目録の作成・資産の可視化」は、親が生前に行っているケースは少ない一方で、相続経験後に、その必要性を感じる人が多い項目であることがわかりました。
まとめ
本調査から、親の相続手続きには長い期間と多くの苦労を伴う実態が明らかになりました。
生前に十分な準備ができれば望ましいものの、高齢になってからの準備は心理的・身体的な負担も大きく、必ずしも容易ではありません。
その結果、相続人である子ども世代に大きな負担がかかるケースもあります。
専門家への依頼にハードルを感じる方がいる一方で、仕事や家事、育児、介護と並行して相続手続きを進める負担を考えると、専門家の力を借りることも有効な選択肢といえます。
こうした課題に対し、JCOM株式会社の「J:COM 相続そうだん」は、相続の不安を軽減し円滑な解決へ導くためのサービスです。
初期段階の疑問を解消する無料のコンシェルジュ相談や専門家紹介などの充実したサポート体制により、ご自身の状況に応じた最適な解決策をご提案します。
複雑な相続において「次に取るべき行動」を明確にすることで、ご遺族の負担軽減と安心できる相続環境の実現に貢献します。
本記事は掲載日時点の法令・制度に基づいて作成しています。法改正等により内容が変更されている場合があります。正確な情報や具体的な手続きについては、最新の法令をご確認いただくか、専門家へご相談ください。
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