相続対策は何から始めたらよい?

公開日::2025年12月17日

相続相談の内容

50代 女性

50代 女性

離れて暮らす母が体調を崩しました。体力が落ちている母は回復も遅く、このまま一人暮らしでやっていけるのか不安です。

母の今後の生活も心配ですが、同時に「相続」という言葉も頭をよぎります。よく耳にする「相続対策」とは具体的に何をすればいいのでしょうか?またいつから準備を始めるべきでしょうか?

専門家の回答

万が一お母さまが認知症等で判断能力を失われた際にも、ご自宅の管理・処分や介護費用の捻出などをスムーズに行えるよう、家族信託の活用から検討されるのをおすすめいたします。

また、ご家族構成や資産の状況によっては、遺言書の作成、保険の見直し、不動産の組み換えなど、さまざまな対策を検討しておくことも必要になります。

生前のこと(認知症対策・介護費用捻出など)
相続後のこと(相続の手続き・財産の処分・相続税対策など)
に分け、広範囲な知見を持った専門家に相談しながら、緊急性の高い対策・リスクの大きい順に対策することをおすすめします。

「認知症」が進んでしまうことで、選択できる対策は大幅に縮小します。
いざという時に慌てないよう、早めに少しずつ準備を進めておくことをおすすめします。

井出 萌々香

専門家

井出 萌々香

トリニティ・テクノロジー株式会社 コンサルティング事業部

得意分野:生前対策/財産管理/民事信託/遺言作成/任意後見/死後事務委任