アロマテラピーで更年期のホルモンを整える
公開日:2025年9月8日

「更年期の不調をやわらげたいけれど、できれば薬に頼りたくない……」
そんな方におすすめなのが、香りの力で心と体を整えるアロマテラピーです。
ホルモンバランスや自律神経にやさしく働きかけるアロマは、イライラや不眠、気分の落ち込みなどの症状に穏やかに寄り添ってくれます。リラックス効果だけでなく、前向きな気持ちになれるサポートをしてくれるのも、魅力のひとつです。
本記事では、更年期に役立つアロマの効果やおすすめの精油、手軽な取り入れ方をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
更年期症状・更年期障害への
アロマテラピー効果
更年期にともなう心身の不調には、アロマテラピーがやさしく寄り添ってくれます。
ホルモンバランスの変化によって起こるイライラ、不安感、ほてり、寝付きの悪さなどを、植物由来の香りが自然かつ穏やかにサポートしてくれます。アロマの香りは、脳に直接働きかけることで、自律神経の乱れを整える作用があるといわれています。ストレスによる緊張をやわらげ、気持ちを落ち着かせる手助けとなるでしょう*1。
たとえば、
● リラックス
好きな香りのアロマオイルをお風呂に数滴垂らしてから湯船につかる。
● 質の良い睡眠
枕元にアロマスプレーを使えば、心身共にリラックスして眠る。
こうした日々の小さな習慣が、更年期の不調を少しずつやわらげてくれるかもしれません。
「薬に頼り過ぎず、自然の力で自分を整えたい」とお考えの方にこそ、アロマテラピーが選択肢のひとつに。香りの癒し効果を味方につけて、更年期を心地よく乗り越えていきましょう。
更年期におすすめアロマ|
クラリセージ・ゼラニウム・ローズなど
アロマテラピーの効果によって更年期の不調をやわらげたいときは、目的に応じてアロマを選びましょう。
女性ホルモンのバランスを整える作用をもつ精油は、更年期の心と体のサポートに効果的とされています。香りを上手に活用すれば自律神経のバランスが整い、気分の安定にもつながるでしょう。
更年期のケアには、次のようなアロマがおすすめです。
- クラリセージ:女性ホルモンに似た作用があり、ホットフラッシュや気分の落ち込みに役立つ*2
- ゼラニウム:ホルモンバランスの乱れによるイライラや不安感に効果がある*3
- ローズ:気持ちの安定だけでなく美容にも効果があるため、自信を取り戻したい方におすすめ
こうした精油をブレンドしたり、気分に合わせて使い分けたりすれば、香りによるセルフケアがより心地よいものになります。毎日の暮らしにアロマをプラスして、更年期を穏やかに過ごしましょう。
手軽にできるアロマテラピーの取り入れ方
アロマテラピーは、日常生活に無理なく取り入れられる、更年期のセルフケア方法のひとつです。香りの力でリラックスできれば、自律神経やホルモンバランスの乱れにもよい影響を与えてくれるでしょう。
更年期の不調で気分が落ち込みやすい時に、香りによるケアは心の支えになってくれるはずです。
毎日の暮らしに取り入れやすい方法として、以下のようなアイデアがあります。
- ディフューザーで香りを楽しむ
- お風呂に精油を垂らしてアロマバスに
- アロマスプレーをマスクや枕にひと吹き
- ハンカチに香りをしみこませて持ち歩く
- ロールオンタイプのアロマオイルを携帯し、外出先で香りを楽しむ
どれも手軽で続けやすい方法ばかりです。自分に合ったアロマテラピーの活用法を見つけて、日々のなかに「香りの癒し時間」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

執筆者
立岩 奈緒
看護師・医療コラムライター
看護師として、9年間病院で勤務。
血液内科・神経内科・整形外科・婦人科外科・泌尿器科を経験。
現在は3児の母として家事・育児に奮闘しながら、Webライターとして医療・健康に関するコラムの執筆をしています。
読者の皆さまが抱える悩みや不安に寄り添い、少しでもお役に立てる情報をお届けできれば幸いです。
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