更年期は花粉症が悪化する?原因&対策を解説

公開日:2026年2月16日

「今年はいつもより花粉症がつらいかも…」と感じていませんか?

もしかしたら、それは更年期の影響かもしれません。

実は、更年期を迎えると花粉症の症状が強くなったり、今まで花粉症ではなかった人が急に発症したりすることがあります。鼻水や目のかゆみに加えて、更年期によるほてりやだるさもあると、本当につらいですよね。

この記事では、更年期と花粉症の関係や、症状を和らげるための具体的な対策をお伝えします。

更年期に花粉症がひどくなる原因は
「女性ホルモン」

更年期に花粉症が悪化したと感じる背景には、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの変動が関係している可能性があります。
エストロゲンは免疫や炎症のバランスに関わるため、更年期に入って分泌量が不安定になることで、アレルギー症状を強く感じやすくなる人もいます。

さらに、更年期にはホルモンバランスの乱れによって自律神経も不安定になりがち*1
自律神経が乱れると、鼻の粘膜が敏感になったり、炎症が起きやすくなったりして、花粉への反応が強くなることがあります。

また、更年期特有の睡眠不足やストレスも影響を与えます*2 *3
これらは免疫機能を低下させるため、花粉症の症状をさらに悪化させる悪循環を生んでしまうのです。

ホルモンの変化だけではなく、体全体のバランスが崩れやすい時期だからこそ、花粉症の症状も強く感じやすくなることがあります。

まずは防御!花粉を防ぐ対策

花粉症対策の基本は、できるだけ花粉を体内に入れないこと。ここでは、毎日の生活に取り入れやすい花粉対策をいくつかご紹介します。

外出時の対策

マスクやメガネで、花粉の侵入を物理的にブロックしましょう。
最近は花粉対策用のメガネも充実しているので、目のかゆみがひどい人には特におすすめです。
帽子をかぶると、髪への花粉の付着も防げます。

また、花粉の飛散量が多い日中の外出は、できれば避けたいところ。
外出する場合は、朝早い時間帯や夕方以降を選びましょう。

帰宅後のケア

玄関に入る前に、衣類についた花粉をしっかり払い落としましょう。室内に花粉を持ち込まないことが大切です。

帰宅したらすぐに手洗い・うがいだけではなく、洗顔も習慣に。顔や手についた花粉を洗い流すだけでも、症状が軽くなることがあります。

室内環境を整える

窓を開けての換気は、花粉が少ない早朝や雨上がりの時間帯に短時間で済ませましょう。
空気清浄機を使うのも効果的です。

洗濯物は部屋干しにして、布団も布団乾燥機を活用したり、日当たりの良い室内に干すなど工夫しましょう。

花粉症を悪化させないセルフケア

花粉を防ぐだけでなく、体の内側からケアすることも大切です。更年期の体に優しいセルフケアを取り入れてみましょう。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足は免疫力を下げ、花粉症の症状を悪化させることがあります。
更年期は眠りが浅くなりがちですが*2 *3、寝る前のスマホを控えたり、リラックスできる環境を整えたりして、質の良い睡眠を心がけましょう。

栄養バランスを意識する

腸内環境を整えることで、免疫力アップ効果が期待できます。
ヨーグルトや発酵食品と食物繊維を積極的に取り入れて、善玉菌を増やしましょう。
また、ビタミンDには免疫調整作用があるといわれているので、魚類やきのこ類もおすすめです。

ストレスを溜めない工夫を

ストレスは自律神経を乱し、花粉症を悪化させる原因に。
軽い運動やヨガ、好きな音楽を聴くなど、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
無理のない範囲で体を動かすと、気分転換にもつながります。

セルフケアで改善しない場合や、日常生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関を受診しましょう。症状に合わせた薬の処方や、更年期治療と並行した対応を相談できます。
忙しくて病院に行く時間がないときは、オンライン診療を活用するのも一つの方法です。

我慢せず、専門家の力を借りることも大切なケアの一つです。
更年期と花粉症、両方と上手に付き合いながら、少しでも快適に過ごせるといいですね。

立岩 奈緒

執筆者

立岩 奈緒

看護師・医療コラムライター

看護師として、9年間病院で勤務。
血液内科・神経内科・整形外科・婦人科外科・泌尿器科を経験。
現在は3児の母として家事・育児に奮闘しながら、Webライターとして医療・健康に関するコラムの執筆をしています。
読者の皆さまが抱える悩みや不安に寄り添い、少しでもお役に立てる情報をお届けできれば幸いです。

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