一戸建ての防犯対策|
狙われやすい家の特徴と今すぐできる対策
公開日:2025年9月25日

一戸建ては構造的に空き巣や侵入窃盗・強盗の標的になりやすく、集合住宅以上に防犯対策の重要性が高いといえます。とはいえ、一戸建ての防犯対策は何から始めればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、狙われやすい家の特徴や侵入経路の傾向をもとにした防犯対策、防犯カメラの種類、設置のコツまでわかりやすく解説します。ぜひこの記事を参考に、一戸建ての防犯対策を検討してみてください。
空き巣に狙われやすい一戸建て。
最低限必要な対策は?

一戸建て住宅は、空き巣にとって格好のターゲットとされがちです。特に独立した構造や人目の少ない立地などが原因で、侵入されやすい環境が整っている場合もあります。
効果的な防犯対策を講じるには、まず自宅が抱えるリスクを正しく理解することが重要です。ここでは、構造上の弱点や実際の侵入経路のデータをもとに、最低限押さえておきたい防犯ポイントを解説します。
なぜ一戸建ては狙われやすい?3つの構造的リスク
一戸建て住宅が空き巣に狙われやすい理由は、主に3つの構造的リスクがあります。
まずは家の独立性です。隣家と接していない場合などは、物音や異変が周囲に伝わりにくいため、不審者が侵入しても気づかれにくい特徴があります。
次に「開口部の多さ」です。一戸建ては集合住宅よりもドアや窓の数が多くなるので、侵入口となる箇所が多くなり、防犯の手が回りにくくなります。
そして「死角の存在」です。塀や庭木など、外から見えにくい場所があると、侵入者が身を隠しやすくなり、犯行を助長してしまいます。
侵入経路データから見る最重要防御ポイント
警察庁の「住まいる防犯110番」によると、令和6年に発生した侵入窃盗における一戸建ての主な侵入口の割合は以下のとおりです。
侵入経路 | 件数(割合) | |
---|---|---|
1位 | 窓 | 6,596件(52.9%) |
2位 | 表出入口 | 2,739件(22.0%) |
3位 | その他の出入口 | 1,885件(15.1%) |
上表からもわかるとおり、不審者の侵入経路は「窓」が多い傾向となっています。確実な施錠はもちろん、窓ガラスを破られにくいものに交換するなど、強化対策を講じることが重要です。
あなたの家は大丈夫?
一戸建ての防犯対策チェックシート

一戸建ては構造上、侵入されやすい要素を多く抱えているため、防犯対策は家全体を見渡して行う必要があります。以下のチェックシートをもとに、ご自宅の防犯状況を確認してみましょう。
【玄関】
- 鍵は1つだけでなく、補助錠といったツーロックにしているか
- ピッキングに強い鍵を設置しているか
【窓】
- 防犯フィルムや補助錠など、開けにくい工夫をしているか
- 外出時や就寝時でも施錠しているか
- お風呂の窓に外れにくい面格子が設置されているか
【庭】
- 植木が視界を遮っていないか
- 脚立など侵入に使われそうな物を置いていないか
【ベランダ】
- 無用心に思われるような物が散らかっていないか
長期不在時の防犯対策チェックリスト
長期不在となる旅行や帰省時は、空き巣にとって絶好のタイミングとなるため、事前の対策が不可欠です。以下に、不在前に確認しておきたいチェックリストをまとめました。
【長期不在時の防犯チェックリスト】
- 郵便受けがあふれないよう、新聞や郵便の一時停止を依頼する
- 室内の照明をタイマーで点灯・消灯させる
- ドアポストからの覗き見を防止する
- 窓や玄関の施錠を再確認し、補助錠や防犯フィルムを使用する
- 防犯センサーやサイレン付きライトなど防犯グッズを設置する
- 脚立や物干し台など足場になる物を置かない
- SNSでの外出報告は控える
できることからすぐに実践したい!
一戸建ての基本的な防犯対策

一戸建ての防犯対策は、特別な設備を整える前に、まずは日常の中でできることから始めるのが効果的です。ここでは、今すぐできる基本の防犯対策と、侵入者が最も嫌がる「光・音・時間・人の目」の活用法を解説します。
日常生活の中で実践できる内容ばかりなので、今日からすぐに取り入れてみましょう。
【場所別】今すぐできる基本防犯対策
玄関・窓・庭・ベランダは、空き巣が侵入経路として狙いやすいポイントです。それぞれの場所に合った対策を講じることで、侵入リスクを大きく下げられます。
以下では、0円でできる手軽な対策と、有料でより効果を高められる対策に分けて紹介します。
【玄関】
〈0円〉
- 短時間でも外出時は鍵を必ず閉める
- 郵便物や宅配物を溜めない
〈有料〉
- 防犯性の高いディンプルキーに交換する
- 防犯カメラを設置する
【窓】
〈0円〉
- 全窓の施錠確認を徹底する
- カーテンを閉めて室内を見えにくくする
〈有料〉
- 防犯ガラスや防犯フィルムを設置する
- 補助錠を取り付ける
【庭】
〈0円〉
- 不要な物を片付けて死角を減らす
- 定期的に草木を剪定する
〈有料〉
- 人感センサーを設置する
- 防犯砂利を敷設する
【ベランダ】
〈0円〉
- 無用心な印象を与えたり、侵入の足場にされたりしないよう、物を置かない
〈有料〉
- センサーライトを設置する
- 防犯ステッカーで警戒を示す
侵入者が最も嫌がる「光・音・時間・人の目」の活用法
空き巣などの侵入者は、「見つかる」「手間がかかる」「音が鳴る」ことを嫌います。そのため、防犯の4原則を意識して対策を講じることで、侵入を未然に防ぐことが可能です。
4原則 | 対策の考え方 | 活用法 |
---|---|---|
音 | 異常時に大きな音で周囲に知らせ、侵入者を威嚇 | 防犯ブザー・アラームなど |
光 | 不審者を照らし、存在を目立たせる | センサーライト、玄関や庭の外灯など |
時間 | 侵入までに時間をかけさせ、諦めさせる | 補助錠、防犯フィルム、強化ガラスなど |
人の目 | 他人の視線を意識させて心理的に抑止する | 防犯カメラ、近隣との関係など |
防犯カメラの種類と選び方|
設置で侵入を強力に抑止

防犯カメラを選ぶ前に、まずは種類や機能性、価格を知っておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
種類 | ドーム型、ボックス型、PTZ型など |
主な機能 | 音声録音、全方位カメラ、防塵・防水規格(IP規格)、赤外線照明付き、人感センサー・動体検知など |
ここでは、防犯カメラの種類と選び方を解説します。
防犯カメラの種類と機能比較
防犯カメラには主に「ドーム型」「ボックス型」「PTZ型」の3種類があります。
ドーム型
ドーム型はカメラ本体が目立ちにくく、違和感なく馴染みやすいため店舗やマンションに設置されることが多いです。
ボックス型
ボックス型は見た目に存在感があり、屋外などで犯罪抑止の効果が期待できます。
PTZ型
PTZ型は遠隔で上下左右の操作やズームができ、広範囲の監視に対応。死角ができやすいため固定カメラとの併用がおすすめです。
防犯カメラを選ぶうえでは機能性も欠かせません。防犯カメラを選ぶ際に見るべき機能は主に以下の3つです。
機能 | 概要 |
---|---|
画質 | 200万画素~400万画素が標準画質でおすすめ |
夜間撮影 | 赤外線型は暗闇でも撮影可能。暗視型はわずかな光があれば撮影できる |
録画方式 |
|
効果を最大化する防犯カメラ設置のポイント
防犯カメラの効果を最大化するには、侵入口となりやすい玄関・勝手口・駐車場への設置が重要です。玄関にはカメラが目立つ位置に設置し、勝手口や駐車場は死角になる場所がない角度で設置しましょう。
死角を減らすには、カメラの視野が重なるように複数台を配置するのが有効です。また、隣家や道路を過度に映さないよう角度を調整し、プライバシーへの配慮も忘れずに行いましょう。適切な位置と設置方法により、防犯効果は格段に高まります。
充実した防犯対策が
お手ごろ価格でできる、
J:COMの
『一戸建て向け防犯カメラ』
一戸建ての防犯カメラは、J:COMが提供する「一戸建て向け防犯カメラ」がおすすめです。月額 2,480 円(税込2,728円)という手ごろな価格でレンタルできるので、購入するよりも初期費用を大幅に抑えられます。さらに2台目以降は月額 980 円 (税込1,078円)で追加できるため、複数台の設置もお得に始められるのが魅力です。
J:COMの『一戸建て向け防犯カメラ』が選ばれている理由は以下のとおりです。
- スマホアプリからリアルタイムで映像を確認できる※1
- 暗視モードで夜間や暗い場所でも不審者の姿がしっかり見えるから安心※2
- カメラの設置や専用アプリの設定など、面倒な初期設定を任せられる※3
- カメラ故障時は無料で交換してくれる※4
今や誰でも簡単・手頃に防犯対策を始められる時代です。J:COMの防犯カメラで大切な住まいを犯罪から守りましょう。
月額料金 | 1台目:月額 2,480 円(税込2,728円) 2台目以降:月額 980 円 (税込1,078円) |
---|---|
基本工事費 |
9,800 円 (税込10,780円) 基本工事費割引適用:4,800円(税込5,280円)※5※6※7※8※9 |
- カメラの視聴にはスマートフォンならびにJ:COM HOMEアプリ(無料)のインストールが必要。PC、タブレット端末では視聴不可。視聴可能な映像は、ライブ映像とSDカードに録画された過去映像。ただし、SDカード録画に設定し容量不足となった場合、録画は古い順から消され、新しいものが上書き
- 完全に光源がない場合は、赤外線照射のモノクロ映像
- 有料の場合あり
- お客さまの故意・過失の場合を除く
- 設置月含む6カ月以内に防犯カメラを解約された方には、1台ごとに当該割引相当額を請求
- 他サービスの追加・コース変更があった場合、別途工事費/手数料/初期費用などが必要となる場合あり。契約形態により一部適用できない場合や、ブースター設置工事費、その他追加工事費などが必要となる場合あり。詳しくはJ:COMまで
- 当社が実施しているその他の割引と併用できない場合あり
- 割引およびプレゼント内容は予告なく変更となる場合あり
- 一戸建て向け防犯カメラ 基本工事費割引の適用条件はこちらから
- インターネット接続環境が必要。
- 一戸建て向けサービス。建物の状況によりご利用いただけない場合あり。ご契約台数は1契約あたり9台まで。基本工事費10,780円(税込)/台。建物構造や作業内容によって追加費用が発生する場合あり。また、本サービス稼働にかかる電気料金は、お客さまご負担。
- ご契約手続き完了後、サービスご利用開始までに数カ月時間を頂く場合あり。
- 本サービスの動作の正常・異常にかかわらず、犯罪・事故が発生した場合の損害について、J:COMは一切の責任を負わない。
【利用者の声】
防犯カメラを設置して
良かったこと・安心できたこと

防犯カメラの設置は、空き巣対策や犯罪抑止に効果的とされていますが、実際に利用している方々はどのような実感を持っているのでしょうか。ここでは、実際にJ:COMの防犯カメラを導入した方の声を紹介します。
防犯カメラの設置で抑止力に
「防犯カメラを設置して、抑止力にもなるし、何かあった時など録画されているので安心です。精神的に凄く安心感がありますね。」40代/男性
子どもの見守りにもあんしん
「子どもの行き帰りが一人の時など、安全面で役に立っているし、安心できます。」40代/男性
ライトが点灯するから防犯に効果的
「夜間、人が通ると明かりがつくので、防犯に効果的だと思っています。」50代/女性
※引用元:J:COM公式ページ
このように、防犯カメラは犯罪の抑止力としてだけでなく、日常生活の安心にも大きく貢献しています。住宅の防犯対策として、導入を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。
よくある質問
不審者に狙われやすい家の特徴は?
不審者に狙われやすい家の特徴は以下のとおりです。
- 玄関の鍵が1つだけで、ピッキング対策もされていない
- 窓に防犯フィルムや補助錠がなく、外出時や就寝時に施錠していない
- 庭の植木が死角をつくり、脚立など侵入に利用される物が放置されている
- ベランダに物が散乱していて、無用心な印象を与えている
- 夜間でもセンサーライトや防犯カメラ、防犯ステッカーなどの抑止策がない
対策としては、防犯カメラやセンサーライトの設置、窓や扉の施錠強化、人目のある環境づくりが効果的です。
防犯に電気をつけっぱなしにするのはなぜ?
電気をつけっぱなしにするのは、家にいるように見せかけることで、空き巣に狙われにくくするためです。とはいえ、日中から電気をつけっぱなしにするのは不自然かつ電気代もかかります。タイマー機能付きの照明を使えば、あらかじめ点灯・消灯時間を設定でき、より効率よく防犯対策が可能になります。
まとめ
一戸建ての防犯対策を考えるうえで、防犯カメラの導入は非常に効果的です。一戸建ては集合住宅に比べて周囲の目が届きにくく、侵入口も複数あるため空き巣に狙われやすい傾向があります。
基本的な対策としては、玄関や勝手口、駐車場など侵入経路となりやすい場所への防犯カメラの設置、夜間の照明確保、施錠の徹底が効果的です。J:COMの防犯カメラなら、初期費用を抑えながら高機能なセキュリティを手に入れられます。
この機会に、ぜひ一度チェックしてみてください。
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- 一戸建ての防犯対策|狙われやすい家の特徴と今すぐできる対策