支払方法で電気代が変わる! お得な支払方法とは?
私たちは小売電気事業者を選ぶ際、料金プランやサービスに目がいきがちですが、支払方法によってもお得なサービスがあります。
現在、電気料金の支払方法は口座振替、クレジットカード、振込用紙での支払いの3通り。地域の電力会社※1の場合、口座振替を選ぶと1カ月当たり54円割引(消費税8%込み、2016年3月末時点)になるサービスを行っています(現在、北海道、東北および沖縄電力は、口座振替割引はありません)。一方、クレジットカード支払いはポイントが貯まったり、キャッシュバックなどのサービスがあったりするので利用している方も多いでしょう。ポイント還元率の高いカードを選べばさらにお得です。
クレジットカード支払いでポイントも貯まる
現状、電気料金の支払いに関しては、口座振替またはクレジットカード支払いのどちらかを選択できる企業が多いですが、どちらの方がよりお得かは、条件によってまちまち。ちなみに地域の電力会社※1の場合、月々の電気料金がそれほど多くない方は口座振替割引の方がクレジットカード支払いよりもお得となっています。反対に、電気代が高い方の場合――たとえば世帯数4人以上で、一戸建てに住んでいて、さらにオール電化にしているような電気をよく使う家庭の場合は、クレジットカード支払いが圧倒的にお得です。
ここで、地域の電力会社※1を例に、どれぐらいの電気代であれば口座振替とクレジットカードのどちらがお得かの目安を調べてみましょう(口座振替割引は月54円、クレジットカードのポイント還元率は一般的な0.5%で計算)。
総務省統計局の家計調査によると、2015年の単身世帯による電気代の月平均額は5,599円。この場合の割引額は、口座振替の54円に対し、クレジットカードは約28円となり、口座振替の方がお得となります。
一方、二人以上の世帯による電気代の月平均額は1万1,060円(同調査より)なので、割引額は口座振替の54円に対し、クレジットカードは約55円となり、クレジットカードの方が少しだけお得に。
なお、電気代が月額1万800円となった場合、口座振替、クレジットカード共に割引額が54円となります。どちらの支払方法を選ぶかはこの金額が目安。つまり、月額の電気代が1万800円未満なら口座振替、1万800円を越えたらクレジットカードでの支払いをした方が良いということになります。
J:COMの場合、日々の生活に欠かせないテレビ、インターネット、電話、そして電気とセットのプランを選べるため、ガス料金や水道料金、NHK受信料などの支払いも合わせれば、ほぼすべてをクレジットカードで支払うことができ、ポイントをより貯めることが可能です。また、請求はカード会社から一括請求となり、口座からの引き落とし日も統一されるため、家計管理が楽になるメリットもあります。
このように、支払方法によって電気料金を安く抑えられるだけではなく、ポイントやその他の付加サービスを受けられるケースもあります。どれが自分にとってもっともお得な支払方法なのか検討してみてはいかがでしょうか。
最終更新:2016/3/18
- 旧一般電気事業者
- 電気料金は消費税込で表記しています。
- 電気料金の試算金額は、参考目安です。
- 実際に請求される電気料金には、石油や石炭などの燃料価格によって変動し加算される「燃料費調整額」と、再生可能エネルギーを用いた発電補助のための「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が含まれます。
- 計算例は東京電力「従量電灯B」をご契約で、月に120 kWhを超えて、300 kWh以下をご使用の場合の第2段階料金で算出しています。
<出典>
- 電力比較サイト エネチェンジ 「東京電力で電気代が高い人はクレジットカード支払いがお得」
https://enechange.jp/articles/tepco-credit-card - 電力比較サイト エネチェンジ 「電気料金のクレジットカード支払い、お得な場合、損する場合」
https://enechange.jp/articles/pay-by-credit-card - マネーの情報サイト マネスト 【激突!】公共料金支払うなら、どっちがおトク?口座振替VSクレジットカード払い、徹底検証しました!
http://manesto.com/340 - 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)
http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/index.htm