実は家電の中で電気代が一番高い! 冷蔵庫の電気代はどのくらい?

実は家電の中で電気代が一番高い! 冷蔵庫の電気代はどのくらい?

毎月の電気代、どの家電が一番電力を消費してるの?

家庭における電気機器の中で、電気使用量のいちばん大きな割合を占めているのは冷蔵庫。経済産業省資源エネルギー庁の調査によれば電気代の内14.2%を締めています。もし電気代が月額1万円ならその内1,420円は冷蔵庫の電気代。年間だと17,040円という金額は、決して小さくありません。

冷蔵庫は24時間稼働させる必要があるだけでなく、家族の人数によって、必要となる冷蔵庫のサイズも変わります。しかもサイズが大きければ消費電力が上がるというものではなく、小型のものの方が消費電力(電気代)は高い点も、冷蔵庫が他の家電と異なる点といえます。

しかし、冷蔵庫がもっとも電気代の中で割合を占めるということは、裏を返せば冷蔵庫を上手に使えれば、電気代は節約できることになります。

冷蔵庫の電気代を下げるには?

では、どうすれば冷蔵庫の電気代を節約できるのでしょうか?

そのためには、冷却効率を妨げないことが大切。冷やしにくい環境であれば、消費電力も大きくなってしまいます。そのことを意識して、いくつか注意してみましょう。

  • 頻繁にドアを開閉しない

    冷蔵庫は、内部の温度を一定に保つ家電なので、頻繁にドアを開閉したりすると温度を下げるために余計に電力を消費します。なるべくドアの開閉は控え、ドアは開けっ放しにしないことは基本です。そのためには、ドアを開ける前に出すものをあらかじめ決めておくようにしましょう。また、経済産業省資源エネルギー庁によれば、冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」に変更するだけで、年間で平均約1,600円の節約になります。

  • ものを詰めすぎない

    ものを冷蔵庫の中に詰めすぎると、効率よく冷やすことができず、余計な電力を使うことになります。冷却効率を考えると、容量の7割以上は詰めないことが理想といわれています。また、冷蔵庫の中には「冷風口」という冷気が出る場所がいくつかあります。食材を入れる時は、この冷風口をふさがないように注意しましょう。

  • 壁から離して設置する

    冷蔵庫の周りは熱くなります。なぜなら冷蔵庫は、庫内の熱を外部に放出することで、中の温度を低く保つ家電だから。しかし、冷蔵庫が壁に接していたりすると、この放熱が上手くできず、必要以上に電力を消費してしまいます。冷蔵庫は壁から5㎝以上は離して設置し、上部に物は置かないようにすることが大切です。

  • 最新のものに買い替える

    使っている冷蔵庫が古い場合には、最新のものに買い替えるのも手です。10年前と現在では、冷蔵庫の省エネルギー化も進み、消費電力が半分以下になるケースもあります。ということは、冷蔵庫を買い替えるだけで家計の14.2%を占めている電気代が半額以下になるということ。

冷蔵庫は24時間稼働し続けていますから、電気料金のプランそのものを見直すのも効果的といえます。新規参入した小売電気事業者の独自の割引プランを検討してみてください。

電力自由化により、選択できる料金プランは増えています。冷蔵庫の電気代も気になりますが、この機会に電気料金プランをライフスタイルに合ったものに変更してみてはいかがでしょうか。

最終更新:2016/3/18

<関連ページ>

料金メニュー/J:COM
https://www.jcom.co.jp/service/electricity/price/

  • 電気料金は消費税込で表記しています。
  • 電気料金の試算金額は、参考目安です。
  • 実際に請求される電気料金には、石油や石炭などの燃料価格によって変動し加算される「燃料費調整額」と、再生可能エネルギーを用いた発電補助のための「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が含まれます。
  • 計算例は東京電力「従量電灯B」をご契約で、月に120 kWhを超えて、300 kWh以下をご使用の場合の第2段階料金で算出しています。