戸建て光回線の乗り換え方法を解説！
手順やタイミングから費用まで

①通信速度が速くなる

戸建て住宅で光回線を利用している場合でも、環境によっては通信速度に差が出ることがあります。たとえば、契約コースを1Gから5Gや10Gに変更することで上限速度が大きく向上します。また、古いWi-Fiルーターやパソコンを最新規格対応の機器に切り替えることで、回線の性能を十分に活かせるようになり、実際の利用速度が改善するケースもあります。

光回線を選ぶ際には、最大通信速度だけでなく、自宅の利用環境や機器の対応状況を確認することが、快適なインターネット利用につながります。

②月額料金がお得になる

光回線を乗り換えることで、月額料金が安くなる場合があります。光回線の月額料金は、契約する事業者や回線速度・プラン内容によって差があり、戸建ての場合、月額6,000円前後～が相場で、マンションタイプだと5,000円前後～が目安です。^※

たとえば、現在契約している光回線が月額6,000円の場合、5,000円の光回線に乗り換えるだけでも年間12,000円の節約になります。

さらに、光回線を契約する際に、光電話や光テレビなどの関連サービスを一緒に申し込むことで、割引が適用されることが多いです。また、携帯電話会社とのセット割引もあり、月々の料金がさらに安くなる場合があります。

このように、月額料金の差を計算すると、乗り換えることで大きな経済的メリットを享受できることがわかるでしょう。

• 2025年9月23日時点の各社公式サイトに掲載されていた情報を参考にしています。
• 参照した主なプラン（通信速度1ギガ・戸建て住宅）
  
  • ドコモ光：1ギガ 　（2年契約・プロバイダ料金込み）
  • SoftBank 光：1ギガ　（2年契約・プロバイダ料金込み）
  • auひかり：ホーム1ギガ ギガ得プラン（ネットのみ）　5,720円（2年契約・プロバイダ料金込み）
  • J:COM NET：光1Gコース　（2年契約・プロバイダ料金込み）

③お得なキャンペーンを活用できる

光回線を乗り換える際のメリットの一つが、お得なキャンペーンの活用です。キャンペーン内容は各社異なります。

たとえば、J:COM 光の場合、以下のようなキャンペーンを実施しています。

• 20,000円分のキャッシュバック
• 新規加入基本工事費実質0円キャンペーン

戸建て住宅の場合

このようなキャンペーンをうまく活用すれば、乗り換え時にかかる費用を大幅に削減しつつ、月額費用を抑えることが可能です。

①違約金が発生する可能性がある

光回線には通常、契約期間が設けられており、契約期間中に解約すると違約金が発生することがあります。ただし、現在は電気通信事業法の改正により、違約金は月額料金1か月分が上限とされています。更新月に解約すれば違約金を払う必要はありません。

なお、工事費の残債がある場合は別途請求されることがあるため、契約内容を事前に確認しておくことが大切です。

違約金は契約プランや契約期間によって大きく異なります。特に、キャンペーンを利用している場合などは、違約金が高額になる可能性があるため、契約内容を必ず確認しましょう。一方で、一部の通信事業者では、乗り換え時に発生する違約金を補填するキャンペーンを実施していることもあります。

乗り換えを検討する際は、現在契約している回線の更新月を確認し、更新月に合わせて乗り換え手続きを進めましょう。

②工事費の残債を一括請求されることがある

光回線の契約時に工事費を分割払いで支払っている場合、契約途中で解約すると、残りの工事費を一括請求されます。これは、工事費用を分割で支払う契約が多いためです。

たとえば、工事費無料キャンペーンを利用して契約した場合、途中で解約すれば、残りの工事費は自分で支払う必要がある可能性がございます。ただし、更新月には工事費の分割払いが終わっている場合が多く、安く解約できるチャンスです。

契約期間の縛りがあるプランを利用している方は、更新月に解約を検討することで、余計な費用を避けることができるでしょう。

③回線の撤去費用がかかる場合がある

光回線を解約する際、回線設備の撤去が必要になる場合があります。特に、光回線を解約する際、回線設備の撤去が必要になる場合があります。特に、賃貸住宅などで原状回復が求められる場合は、宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルを撤去する作業を依頼する必要があります。

撤去工事は通常1～2時間で完了しますが、契約者本人または家族の立ち会いが必要で、工事費用が発生することがあります。撤去費用の相場は1～3万円程度ですが、回線事業者によってはそれ以上の費用がかかることもあるため、事前に確認しておくことが重要です。

撤去費用を避けるためには、乗り換え先の事業者が無料で撤去してくれるサービスの利用を検討すると良いでしょう。

④解約のタイミング

光回線の解約タイミングには注意が必要です。特に、新しい回線の開通工事と旧回線の解約日を誤ると、ネットが使えなくなるリスクがあります。

たとえば、旧回線の解約後に新しい回線が開通するまで、1〜2週間かかることが多く、それまでインターネットが使えない空白期間が生じてしまいます。これを避けるためには、新しい回線が開通してから旧回線を解約するようにしましょう。

もし空白期間が避けられない場合は、モバイルルーターを一時的にレンタルするのも一つの方法です。また、J:COMをはじめとした事業者では、光回線の開通までの間にケーブル回線を提供できる場合もあります。事業者間の手続きには時間がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

⑤電話番号が変わってしまうケースもある

光回線の契約時に「ひかり電話」を利用している場合、乗り換えによって電話番号が変わることがあります。契約形態によっては、番号ポータビリティが利用できない場合もあるため注意が必要です。

番号ポータビリティとは、現在使っている電話番号をそのまま新しい事業者に引き継ぐサービスです。電話番号が変わることなく、引き続き同じ番号で電話を利用できます。

ひかり電話の番号ポータビリティで、電話番号を引き継げるケースは以下のとおりです。

• 市外局番エリアへの引っ越しがない
• 現在契約している通信事業者が番号ポータビリティに対応している
• 乗り換え先の通信事業者が番号ポータビリティに対応している

もし対応していない場合は、番号が変更される可能性があるので、十分に検討してから乗り換えを進めましょう。

①転用（フレッツ光 → 光コラボ）の手順

フレッツ光から光コラボへの乗り換えには「転用」の手続きが必要です。光コラボはフレッツ光と同じ設備を使用しているため、基本的に工事は不要で、手続きも簡単です。以下の4ステップで乗り換えが完了します。

1. フレッツ光へ転用承認番号を問い合わせる
2. 新しい光コラボの申し込み
3. フレッツ光の解約
4. 新しい光回線の使用開始

新しい光回線が開通し、設定が完了すれば、すぐに利用可能になります。

転用承認番号は有効期限が15日以内と決まっているため、取得後は早めに新しい回線の申し込みを行いましょう。問い合わせはWebや電話から行えます。また、回線切り替えの日程は事業者から連絡があるため、特別な手続きは不要です。

②事業者変更（光コラボ → 光コラボ）の手順

光コラボから別の光コラボ事業者に乗り換える場合は、「事業者変更」の手続きを行います。基本的には工事不要で、回線の切り替えが自動で行われます。乗り換え手順は以下のとおりです。

1. 契約中の光コラボ事業者から事業者変更承認番号を取得する（Webまたは電話）
2. 新しい光コラボに「事業者変更承諾番号」を伝えて申し込む
3. 各種設定が完了次第、回線が切り替わる
4. レンタル機器を返却する

乗り換え前のサービスで使用していたレンタル機器（Wi-Fiルーターなど）は返却する必要があります。事業者指定の手段で返却しましょう。

事業者変更承認番号には15日間の有効期限があるため、取得後は早めに手続きを進めることをおすすめします。

③新規契約（独自回線など）の手順

光回線を「新規契約」する場合、回線設備が変更になるため、転用や事業者変更とは異なり、光回線の開通工事が必要です。空白期間を避けるために、先に工事日程を決めてから解約するようにしましょう。

新規契約の手順は以下のとおりです。

1. 新しい光回線に申し込んで工事日を決める
2. 工事日が確定してから現在の回線を解約する（光回線の工事日以降に解約）
3. 開通工事・初期設定を行う
4. レンタル機器を返却する

開通工事には早くて2週間ほど、引っ越しシーズンなどの繁忙期は1ヶ月ほどかかる場合があります。また、解約日を自由に設定できない場合があるため、早めに光回線の工事を予約し、事前にスケジュールを調整しておくのがおすすめです。

料金を重視して選ぶ

料金を重視して光回線を選ぶ場合、月額料金が安く、コストパフォーマンスの良い事業者を選びましょう。光回線の乗り換えには、以下の費用がかかります。

• 工事費
• 契約事務手数料
• 月額料金
• オプション

乗り換え先を選ぶ際は、これらの費用を総合的に比較し、長期的にコストパフォーマンスの良い事業者を選ぶことが重要です。なかには、乗り換え元の違約金負担キャンペーンや工事費無料キャンペーン、キャッシュバックなど、お得なキャンペーンを実施している事業者も多く存在します。

ただし、キャンペーンだけでなく、月額料金や初期費用も総合的に考慮し、お得なプランを選ぶようにしましょう。

速度を重視して選ぶ

速度を重視して光回線を選ぶ場合、契約するプランの最大通信速度や、利用する機器の性能を確認することが重要です。

たとえば、1GBコースよりも5GBや10GBといった上位コースを選ぶことで、より大容量の通信を快適に利用できます。また、古いWi-Fiルーターやパソコンを使っていると回線の性能を活かせないため、Wi-Fi 6対応ルーターや高性能LANケーブルなど、最新の機器を導入することも速度向上につながります。選択時に注意が必要です。

さらに、実際の通信速度については、「みんなのネット回線速度」口コミや実測値を参考にしましょう。事業者ごとの実際の速度を確認できるので、これらの情報を比較して選ぶのもおすすめです。

「とは言っても、どの事業者を選べばいいかわからない」という方は、次に紹介する「J:COM 光」を検討してみてください。