Wi-Fiルーターとは?
選び方や設置場所、つながらない時の対処法も紹介

Wi-Fiルーターがあるとどう便利なのか、新しく買う時はどこをチェックすべきかなど疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
特に初めてインターネット環境を導入するとなると、基本的なことはまとめて確認しておきたい方も多いと思います。
本記事では、Wi-Fiルーターとは何か、選び方や設置のポイント、つながらない時の対処法などを紹介します。Wi-Fiルーターの基本を理解して、快適なWi-Fi環境を作りましょう。
Wi-Fiルーターがあれば
無線接続が可能になる
Wi-Fiルーターは、Wi-Fiの電波を飛ばして無線でインターネットに接続するための機器です。
ルーターというと、以前は有線LANルーターが多く使われていました。今では、無線で接続できるWi-Fiルーターが主流となっています。
パソコンもスマホも、Wi-Fiルーターがあることで家中どこでもインターネットが利用できるようになります。
また、複数台の端末をインターネットに繋ぐための機能もあります。Wi-Fiルーターを設置すれば、パソコン、スマホ、ゲーム機など、さまざまな通信機器を同時にインターネットに接続することが可能です。
Wi-Fiルーターの
選び方
これからWi-Fiルーターを購入しようと考えているのであれば、購入の際にいくつか確認しておきたいチェックポイントがあります。
特に注目したいチェックポイントが以下の4つです。それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
- 最大通信速度をチェック
- 接続可能な台数を確認する
- 自宅の広さにあわせる
- 便利な機能にも注目しておく
最大通信速度をチェック
各製品の最大通信速度をチェックしましょう。
最大通信速度は、製品の紹介ページや製品パッケージなどに記載されています。記載方法としては、多くの場合、866+300Mbpsといった形式で示されています。これは、「5GHz帯の速度+2.4GHz帯の速度」を表しています。
5GHz帯は高速でかつ電波干渉が少ないのが特徴です。一方、2.4GHz帯は障害物に強く、遠くまで電波が届きます。どちらの通信速度も重要なので、それぞれ確認しておきましょう。
用途ごとに必要な通信速度の目安はこちらの記事を参照ください
インターネットの通信速度とは?測定方法や速度の目安、遅くなった時の対処法を紹介
また、通信速度に関わるところでは、対応するWi-Fi規格も合わせて確認しておきたいところです。新しい規格に対応しているWi-Fiルーターほど、より高速に通信ができます。
基本的には、「Wi-Fi 5」以降に対応しているWi-Fiルーターから選ぶのがおすすめです。通信速度を重視するなら、「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 6E」に対応するモデルを検討しましょう。
規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E) | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz |
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6) | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5) | 6.9Gbps | 5GHz |
IEEE 802.11n(Wi-Fi 4) | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz |
接続可能な台数を確認する
接続できる端末の台数も確認しておきましょう。Wi-Fiルーターには、製品ごとに接続できる台数に上限があります。
家族みんなで同じWi-Fiルーターを利用したり、IoT家電をたくさん接続させたりなど、接続台数が多くなる場合は、それに対応できるWi-Fiルーターを選んでおきたいところです。
事前に実際に使用する時の接続台数を大まかにでも見積もっておいて、それに合ったWi-Fiルーターを選んでいきましょう。
なお、接続台数は上限から多少の余裕があると、通信速度が低下しにくくなります。ある程度接続台数に余裕のある製品を選んでおくのがおすすめです。
自宅の広さにあわせる
自宅の広さに合わせてWi-Fiルーターを選ぶのも、重要なポイントです。
広い家にお住まいであれば、遠くまで電波の届く製品を選んでおく必要があります。「ハイパワー」などの記載のある高出力なモデルや、外付けアンテナでアンテナの本数も多いモデルなどを検討したいところです。
逆に、アパートのワンルームなどで使用する場合などは、比較的スペックを抑えた安価なモデルでも十分なケースは多いです。
なお、製品によっては推奨環境として「3階建て」「4LDK」など家の広さや間取りについての表記されているものもあるので、こちらも参考にしてみると良いでしょう。
便利な機能にも注目しておく
ルーターごとに搭載している機能は異なりますが、代表的な機能としては次のものがあります。
機能 | 概要 |
---|---|
ビームフォーミング | 端末に向けて集中的に電波を送ることができる機能 |
MU-MIMO | 複数台との通信でも速度の低下を防ぐことができる機能 |
バンドステアリング | 最適な周波数帯へ自動的に接続してくれる機能 |
ビームフォーミングは、端末に集中的に電波を送信できる機能です。電波強度が強まり、安定して通信ができるようになります。
MU-MIMOは位相をずらしてビームフォーミングで送信することで、複数台との同時通信を実現する機能です。複数台の端末との接続でも、速度低下を防ぐことができます。
バンドステアリングは、最適な周波数帯へ自動的に接続してくれる機能です。混雑を回避して、快適に通信できます。
製品の仕様を確認する際は、ご自身にとって必要な機能はあるか、確認しておきましょう。
Wi-Fiルーターの設置場所を
決める時のポイント

ここからは、Wi-Fiルーターの設置場所を決める時のポイントを紹介します。
- 家の中央に設置するのが理想
- 障害物はなるべく避ける
スペックの良いルーターを購入した場合でも、設置場所しだいでは十分に性能が発揮できない場合もあります。最適な設置場所を決めるためのポイントを押さえておきましょう。
家の中央に設置するのが理想
Wi-Fiルーターを設置する際は、家の中心あたりに1~2mほどの高さを付けて設置するのが理想的です。
Wi-Fiの電波はWi-Fiルーターを中心に全方向へ向かって広がっていきます。家の中央に高さを付けて設置することで、家全体に電波が届きやすくなります。
なお、部屋のすみや窓際などに設置すると、電波の一部しか利用できず家中まで電波が届きづらくなる場合があります。
障害物はなるべく避ける
障害物の多いところも、設置場所には選ばないようにしましょう。
特に金属製の棚や水槽や花瓶などの水の入ったものは、電波を吸収しやすい性質があるため、近くへの設置は避けるべきです。
そのほか電子レンジなどの家電はWi-Fiと電波干渉を起こす可能性があります。こちらも近くへの設置は避けましょう。
Wi-Fiがつながらない時の対処法
Wi-Fiがつながらない時の主な対処法も確認しておきましょう。
- Wi-Fiルーターを再起動する
- ファームウェアを更新する
- 距離が遠い場合にはルーターに近づいてみる
Wi-Fiルーターを再起動する
まずは、Wi-Fiルーターの再起動を試してみましょう。再起動をすることでWi-Fiルーターの状態がリセットでき、不具合が解消できる可能性があります。
また、熱がたまって不具合に至っている可能性がある場合は、電源を落として十分に放熱させてから再び起動しましょう。
ファームウェアを更新する
ファームウェアの更新でWi-Fiルーターの不具合が解消することもあります。
ファームウェアはルーターの制御のためのソフトウェアで、速度の改善やセキュリティの強化を目的として更新されることがあります。
ファームウェアを最新のものに更新することで、不具合の解消や通信の改善ができる可能性があります。古い状態のままの使用している場合は、アップデートしましょう。
距離が遠い場合には
ルーターに近づいてみる
Wi-Fiルーターごとに電波が届く距離が決まっていて、距離が遠すぎると通信が不安定になることがあります。距離が遠すぎてWi-Fiの接続が不安定になっている可能性がある場合は、距離を近づけて安定して通信ができるか試してみましょう。
なお、5GHz帯のWi-Fiネットワークに接続しているなら、2.4GHz帯に接続を変更するのも方法のひとつです。2.4GHz帯は、障害物に強く、遠くまで電波が届きます。端末のWi-Fiの接続設定から接続先を変更して、通信が安定するか試してみましょう。
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また、端末ごとに最適な周波数帯(5GHz/2.4GHz)に自動接続できる機能もあり、通信の混雑を回避して安定した通信が可能です。
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まとめ
Wi-Fiルーターがあれば、無線接続でスマホもパソコンもインターネットに接続できます。
Wi-Fiルーターを選ぶ際には、速度、接続台数、自宅の広さにあわせること、対応する機能などがチェックポイントです。ポイントを押さえて、ご自身の環境に合った製品を選ぶことが重要となります。
Wi-Fiルーターの役割、機能を理解して快適にインターネットを利用していきましょう。
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