光回線の工事は何をする?
工事にかかる費用や完了までの期間をわかりやすく解説

光回線を利用するためには工事が必要になるため、工事内容が気になる方も多いのではないでしょうか。
光回線の工事は、住宅のタイプや環境などによって内容が異なり、インターネットを利用できるまでの期間も違ってきます。そのため、光回線を契約するのであれば工事に関する内容を理解しておくことが大切です。
この記事では光回線の工事の内容や期間などの基本事項のほか、インターネットを利用するまでの流れをわかりやすく解説します。
光回線なら快適なインターネットが
期待できる
光回線は光ファイバーケーブルを利用した通信回線で、主に以下のような特長があります。
- 通信速度が速い
- 回線の安定性が高い
- データ容量を気にせずに利用できる
光ファイバーケーブルは、ガラス素材やプラスチック素材でできたケーブルで、光を反射しながらデータの送受信を行います。そのため、従来の電話回線に比べて通信速度が速く、外部からの電波の影響を受けず、回線の安定性も高い点が特長です。
また、光回線のプランは、一般的に月額料金が固定となっており、通信容量の制限もありません。
通信事業者の電波を利用したスマホやモバイルWi-Fiの場合、プランによっては通信制限がかかってしまうことがありますが、光回線やケーブルテレビのインターネット回線などの固定回線であればデータ通信量を気にすることなく利用できるため、快適なインターネット環境を整えることができます。
ただし、光回線を利用するためには、光ファイバーケーブルを引き込むための工事が必要になるため、申し込みから利用開始までは一定の期間が必要になることを覚えておきましょう。
光回線の工事で知っておきたいこと
光回線を利用する場合は、電柱から住宅内に光ファイバーケーブルを引き込むための工事が必要です。
ただし、以下のようなケースでは光回線の工事ができない場合もあり、その場合は光回線の利用が難しくなるので、覚えておきましょう。
- 住んでいる地域が光回線の提供エリア外
- 住居の周辺に電柱がない
- 住居の構造上光ファイバーケーブルを引き込めない
- オーナーや管理会社の許可が得られない(集合住宅の場合)
特に提供エリアは光回線を提供する事業者によっても異なるので、注意が必要です。
光回線の提供エリアは、事業者の公式サイトで確認できるケースがほとんどのため、事前に確認しておくと良いでしょう。
そのほか、光回線の工事で知っておきたいことがいくつかあります。ここでは、光回線の工事に関して主に確認しておきたいことを紹介します。
光回線の工事には費用がかかる
光回線の工事には費用がかかります。工事費用は事業者によって異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
なお、事業者によっては、工事費用の割引サービスを設けている場合があります。サービスを利用すればお得に光回線を導入できるため、申し込みの際は、割引サービスの有無や適用条件なども確認しておくのがおすすめです。
光回線の工事にかかる期間は1~2カ月
光回線を利用するためには光ファイバーケーブルの引き込み工事が必要になるため、申し込みから工事が完了するまで一定の期間がかかります。
光回線の工事期間は、事業者や混雑具合などによって異なりますが、申し込みから1~2カ月程度を目安に考えておくようにしましょう。
工事が完了するまではインターネットの接続ができないので、モバイルWi-Fiやスマホのテザリングを利用するなど、対策を考えておくのがおすすめです。
事業者によっては工事が完了するまでの期間、モバイルWi-Fiやホームルーターのレンタルを行っている場合もあるので、申し込みの際に確認しておくと良いでしょう。
なお、光回線の工事は着工までにある程度の期間が必要ですが、工事自体は1~2時間程度で完了します。そのため、特に問題がなければ工事日に光回線を利用してインターネットをつなぐことができます。
一戸建て住宅と集合住宅(マンション・アパート)による工事の違い
光回線の工事は一戸建て住宅と集合住宅で内容が若干異なります。
住宅タイプ | 内容 |
---|---|
一戸建て住宅 | 電柱から住宅内に直接光ファイバーケーブルを引き込む |
集合住宅 | 共有スペースにスプリッターを設置し、光ファイバーケーブルを共有スペースまで引き込み、各部屋へ分岐させる |
一戸建て住宅では、一般的に電話用の配管かエアコンダクトを共用して、電柱から引っ張ってきた光ファイバーケーブルを宅内に引き込むことが多いです。
電話用の配管やエアコンダクトを利用できない場合は、壁に小さい穴を開けて対応することもあります。
一方、集合住宅では、光ファイバーケーブルを一度共有スペースまで引き込み、その後各部屋へ分岐させるのが一般的です。
ただし、共有スペースがない場合は、個別で光回線の契約を行い、一戸建て住宅と同様に直接ケーブルを部屋まで引き込む場合もあります。
なお、一度共有スペースを経由させる場合は、共有スペースから各部屋までの配線によって以下の3つの方式に分類されるので、覚えておきましょう。
- 光配線方式:各部屋への配線も光ファイバーケーブル
- VDSL方式:各部屋への配線は電話用ケーブル
- LAN配線方式:各部屋への配線はLANケーブル
配線方式によって通信速度は異なり、光配線方式、LAN配線方式、VDSL方式の順で最大通信速度が速いです。
例えば、「光回線導入」となっている物件でも、各部屋まで電話用ケーブルで配線を行うVDSL方式では、ほかの方式より通信速度が劣る傾向があるため、通信速度が遅く感じる場合もあります。
マンションやアパートで光回線を契約する場合は、どの方式を採用しているのか事前に確認しておくことをおすすめします。
新規契約は基本的に工事の立会いが必要
光回線の工事は、立会いが必要な派遣工事と、立会いが不要な無派遣工事があります。
基本的に新規契約の方は派遣工事となる可能性が高いため、工事には立会いが必要と考えておいたほうが良いです。
ただし、住宅内に光ファイバーケーブルがすでに引き込まれており、室内に光コンセントが設置されていれば無派遣工事となる場合もあるため、立会いの有無が気になる方は、申し込み時に担当者へ住宅の状況を説明して、確認しておくと良いでしょう。
なお、立会いが必要な理由は、工事に伴う配線や家具の移動などに対して、作業員が確認をするためです。
そのため、工事中は常に見ていなければいけないわけではなく、作業員から質問や同意を求められた時に対応できれば問題ありません。
光回線の工事からインターネットを利用するまでの流れ

光回線をスムーズに導入するためには、工事の基本的な流れを把握しておくことが大切です。光回線の工事からインターネットを利用するまでの流れを「事前準備」「工事当日」「工事完了後」の順番で詳しく紹介します。
事前準備:提供エリアの確認や機器の設置位置を決める
光回線は事業者ごとに提供エリアが決まっているため、申し込みを行う前に、住んでいる地域が提供エリアに含まれているのかを確認しておきましょう。
問題がなければ申し込みを行い、工事日の日程と、光回線を引き込む部屋や機器の設置位置を決定します。ケーブルを引き込む部屋はリビングやパソコンを利用する部屋、寝室などが一般的です。
工事当日:作業員による光回線の引き込み作業
工事当日は一戸建て住宅と集合住宅で流れが若干異なります。それぞれの基本的な流れは以下です。
一戸建て住宅 | 集合住宅 |
---|---|
1. 電柱から光回線を住宅に引き込む 2. 光コンセントとONUをケーブルで接続 |
1. 電柱から共有スペースに光ファイバーケーブルを引き込む 2. 共有スペースから部屋まで配線する 3. 光コンセントとONUをケーブルで接続する |
一戸建て住宅の場合は、まず作業員が近くの電柱から住宅まで光ファイバーケーブルを引っ張り、固定します。その後、宅内へケーブルを引き込み、室内で光コンセントの設置を行います。
光コンセントとは、光回線専用のコンセントのことで、屋外から引き込んだ光ファイバーケーブルは、光コンセントを経由してONUと接続します。
基本的には、電話用の配管やエアコンダクトを利用してケーブルを引き込みますが、場合によっては壁に穴を空けて対応することもあるので、作業員に相談された時は答えられるようにしておきましょう。
特に賃貸物件の場合、家主に無許可で壁に穴を空けてしまうと後々トラブルになることもあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
一方、集合住宅の場合は、共有スペースまですでに光回線が引き込まれているのが一般的なため、主な作業は共有スペースから各部屋までの配線になります。
マンションやアパートによっては、各部屋までの配線も完了している場合があるので、事前にオーナーや管理会社に確認しておくと良いでしょう。
なお、集合住宅でも共有スペースがない場合や、個別に光回線を契約する場合は、一戸建て住宅と同様の工事が必要です。このようなケースでは、工事を実施するためにオーナーや管理会社の許可が必要になるため、事前に承諾を得ておく必要があります。
工事完了後:インターネットやWi-Fiの接続設定をする
インターネットをつなげるためには、パソコンなどでの接続設定が必要なほか、Wi-Fiを利用するのであればWi-Fiの設定も必要です。そのため、光回線の工事が完了後は、自分でパソコンやルーターを接続して初期設定を行います。
ただし、事業者によっては、インターネットが利用できるように、初期設定まで行ってくれる場合もあるため、設定に不安のある方はこのようなサービスを実施している事業者を選ぶのがおすすめです。
例えばJ:COMでは、工事の際に機器の接続・設定も行います※1。
- 1回限りのご提供となります。お客さまのパソコン1台のみが対象となります。2台目以降は、有料にて対応させていただきます。料金に関してはお申し込み時にオペレーターにご確認ください。ご契約者さまもしくは、同居のご家族さまのみお申し込みいただけます。お使いのパソコン本体の不具合などについては対応できない場合があります。
快適なインターネット環境を整えたい方にはJ:COMがおすすめ
快適なインターネット環境を整えたい方は、J:COMがおすすめです。
J:COMでは、戸建てであれば光回線を利用した「光1Gコース」「光5Gコース」「光10Gコース」 プランをご用意しているため、インターネットの利用状況に合わせて最適なプランを選択できます。
また、光回線の開通工事は一定の期間が必要になりますが、J:COMなら光開通までの間ケーブル回線によるインターネットを利用できるため、工事が完了するまでの代替の回線を用意する必要がありません※1。
さらに、ネット回線とWi-Fiがセットになった「スマートお得NET」なら、よりお得にインターネットを利用可能です。WEBからの申し込みにより、「光1Gコース」であれば実質900円(税込)※2で利用開始できます。
料金・提供エリア、お申し込みの流れはこちらをご確認ください。
そのほか、追加でメッシュWi-Fiポッドを使用すれば、家中でWi-Fiがつながるため、より快適なインターネット環境が整います。
- ご希望の方は、「工事日の調整」の際にスタッフまでお申し付けください。
- 関東エリア・戸建住宅タイプ5,478円(税込)-WEB限定スタート割3,578円(税込)-実質1,000円(WEB得 QUOカードPay6,000円÷6カ月分)=実質900円(税込)。割引終了後は5,478円(税込)となります。
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インターネットをはじめられる
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また、集合住宅の方であれば申し込みから最短4日※2でインターネットの利用が可能なため、お手軽にスタートができておすすめです。
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まとめ

光回線は通信速度が速く、回線の安定性が高い点が特長ですが、利用するためには工事が必要です。
光回線の工事は費用がかかったり、ある程度の期間が必要であったりするため、工事に関する基本的な内容は把握しておくことをおすすめします。
また、工事の流れは一戸建て住宅と集合住宅で若干異なります。スムーズに光回線を導入するためには、工事の流れを覚えておくことも大切になるため、事前に確認しておくようにしましょう。
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